てんほうのうつ病治療

心の風邪をどう治すか

「こころの風邪」「15人に一人はうつになる」と言われているうつ病。「自分はうつではないか?」と心配している人はまだ良いほうです。

うつ病の初期症状は「なんだか疲れる」とか、「なぜか気持ちがおちこむ、不安だ」といった、現代のストレス社会の中で一般的に働いている人ならば普通に感じうる症状が多いからです。病院でうつの危険信号とされている症状は:

A 身体症状
全身の倦怠感・頭痛・めまい・首や肩のこり・関節痛・腰痛・胃痛・腹痛・便秘・食欲不振・過食・性欲減退・不眠など

B 精神症状
抑うつ気分・ゆううつ感・イライラ感・不安・焦燥感・不全感・罪責感・自責の念・悲観・絶望・心配性・死にたいと思う・思考力低下・集中困難・興味や関心の低下・記憶力低下・妄想行為抑制・おっくう・根気のなさ・無気力・行動力低下

などです。

「自分がうつではないか」と早い段階で思える人は、大体 精神症状が早い段階で出ており、身体症状よりも深刻なのではないでしょうか? 問題は、身体症状のみがはっきりとあり、精神症状が自覚できていない人です。このように精神症状が始めにあまり出ていないが、後に精神症状も強くなりうつ病の過程を経るものを「仮面うつ」といいます。

この仮面うつは厄介です。A 身体症状をもう一度見てください。
30~40代で働き盛りの方ならばこれらの症状が多少あってもおかしくないものばかりです。「ただの疲れ」として片付けられてしまうことも少なくありません。

事実、てんほう治療院にくる方々でもっとも多い症状が、「首肩こり・背中腰の痛み・全身の疲れ」といったものです。これらはどれもうつ病独特の身体症状でもあります。うつ病の治療では「早期治療」が予後を左右します。早めに医療機関での治療が始まれば、その後の治療期間を短く出来ますし、症状の悪化と、それに伴う精神的・社会的・金銭的損害を防ぐことも出来ます。仮面うつの場合、本人にうつ病ではないかとの自覚が生じるまでに時間がかかりやすいので、早期治療が難しいのです。

この点にてんほう治療院の強みがあります。当院で行なっている治療法、指圧・鍼・灸は、基本的に中医学の考えによってもいちられています。この中医学には厳密に言うと「精神疾患」というジャンルがありません。現在「精神疾患」と呼ばれるような病気はもちろん中国にもありました。古代中国にもうつ病で悩む人々がいましたし、その治し方も研究されてきました。しかし中国の医師たちは心の病ではなく、内臓の病として捕らえていたのです。現代中国医学でもその考えを踏襲し、さらに最新脳神経生理学の考えも取り入れていますが、鍼灸を用いる範囲においてはこの「精神疾患=内臓の病」の考えは今も生きています。

憂鬱な気分になるのも死にたいと思うのも、全身の倦怠感や肩こりを感じるのもある特定の内臓の病だと考えます。ですので治療は内臓を治すような鍼をしたり漢方薬を飲んだりします。てんほうでもやはり憂鬱や肩こりを起こしている原因となっている内臓の治療を指圧や鍼、灸で行ないます。とはいえ内臓に鍼は刺しません。だいたい背中と手足です。

当院では心療内科などの医療機関に通院していただいている方には、そこでの医師の指示に従い服薬をしていただくことを前提としています。かかりつけの医師の行なっている治療内容に対し、悪影響の起こるようなことはありません。
当院の行なう指圧・鍼灸治療は、通院して坑うつ薬を服用したり、心理療法を受けたりしている方への、あくまでも補助レベルで行なっています。ただし補助レベルであっても、不快な身体症状に関してはすべて効果があります。この点は病院の薬(身体症状に対しての薬)より効果的です。

よく「坑うつ剤など飲んでいたら治らない、今すぐやめなさい」という鍼灸指圧治療院、整体院、その他の民間療法をする施設のことを耳にしますが、この考えは大変危険です。気をつけましょう。

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